【出産前に知っておきたい】会陰切開・会陰裂傷のこと。怖くない?痛くない?助産師がやさしく解説

こんにちは、バースリンクです。

今回は、出産時に多くのママが気になる「会陰切開」「会陰裂傷」について、助産師がわかりやすくお話しした内容を、ブログで読みやすくまとめました。

動画を見る時間がない方や、文章でじっくり知りたい方へ向けて、5分ほどで読める記事です。

画像からは、動画の該当する箇所に飛べますので、そちらもご活用ください。

「会陰」ってどこ?なにが起こるの?

出産時、赤ちゃんが出てくる場所の近くにある「会陰(えいん)」という部分。

ここが自然に裂ける(会陰裂傷)ことがあります。

一方、母親のダメージを減らすために行うのが「会陰切開」です。

感じで見ると、ちょっと怖いですよね

会陰裂傷と会陰切開、どう違うの?

会陰裂傷会陰切開
赤ちゃんが出るときに自然に裂けること必要に応じて切開する
切開した方がダメージが大きい場合、裂傷を待つこともある切開した方が母親のダメージが少ないと判断した時

「会陰切開は必ずするの?」→ 答えはNO

必要なときに、必要な範囲だけというのが基本です。

痛い?怖い?…大丈夫、ちゃんと配慮されてるよ

「切るなんて痛そう…!」そんなふうに思う方もいるかもしれません。

でも安心してください。

  • 無痛分娩の方は、すでに麻酔が効いているのでほぼ痛みなし
  • 自然分娩の方にも、必要であれば局所麻酔を使用します

また、産後のケアもしっかり行います。縫合のあとも、痛みが続くようであれば

母乳に影響しない痛み止めを使ってサポートします。


出産後はどうなるの?縫う?痛む?

切開・裂傷のあとには縫合(ほうごう)が行われます。

たいていの場合、退院するまでで回復していきます。

  • 抜糸不要の糸(溶ける糸)を使うことが多い
  • 座るときに痛みを感じることがあるけれど、円座クッションなどで軽減できます

助産師からのメッセージ:傷は本当に小さい

会陰「切開」や「裂傷」と聞くと、文字や言葉の雰囲気からどうしても怖くなるかもしれません。

しかし、動画でもお伝えのように傷はかなり目立たなくなります。

もちろん、現場のスタッフも、ママと赤ちゃんの両方にとって安全でやさしいお産になるように、その瞬間、いちばん良い判断をしています。

怖がらず、「会陰ってそういう場所なんだな」くらいに思ってもらえたらOKです☺️

それでも切開したくないよ…

もちろん、大事な部分。傷を付けたくない気持ちはとてもよくわかります。

そんなママたちのために、切開する可能性を下げる方法の動画も製作中です。


📺 動画で詳しく見たい方はこちら